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鋳造技術の展望

はままつデジタル・マイスター(HDM)養成プログラム 「鋳造コース」2009年度開設

静岡大学工学部教授 
中村 保教授
 

はままつデジタル・マイスター(HDM)養成プログラム
「鋳造コース」2009年度開設

浜松地域は伝統的3大産業(繊維、楽器、輸送用機器)が育まれ、数々の世界的企業が誕生し、これを支えるサポーティング・インダストリーの一大産業集積地となっている。しかし、輸送用機器関連産業のグローバル化の進展により日本における生産は横ばいとなり、長い間の取引関係から親会社からの仕事を受託していくだけの成熟産業になっている。このような輸送用機器産業の成熟化に替わる新たな産業再生を図るため、21世紀において持続的発展が期待できる基盤技術の高度化のための技術力の獲得と、21世紀型人材育成と新産業創出を図っていくことが、地域を挙げた緊急かつ最重要テーマである。

 
輸送用機器に限らず、新たな産業分野の製品を合理的・短納期・低コストで開発・生産するためには、図1に示すように、新製品の設計から製作までの過程で、3次元デジタル技術、すなわち3D-CAD/CAM/CAE/CATをフルに活用することが求められている。このような新製品開発を可能にする次世代ものづくり人材育成をはかるため、図2に示すように、平成18年度から浜松地域の製造業の技術者を対象として、「浜松デジタル・マイスター(HDM)養成プログラム」を企画・実施している。この人材養成プログラムは、文部科学省の地域再生人材創出拠点の形成事業として、地元の浜松市、はままつ産業創造センター、浜松商工会議所、製造業、および静岡大学が連携して実施しているものである。
この人材養成プログラムの目的は、次の通りである。
(1) 最新の3次元デジタル技術(3D-CAD/CAM/CAE/CAT)を活用して、企画・開発・設計から製造技術までを一貫して構築できるものづくりの統合的能力を持つHDMの養成
(2) 最新デジタル技術と加工法を駆使して“21世紀型の擦り合せて作りこむ”ものづくり能力を持つHDMの養成
(3) 板材成形、鍛造、鋳造、樹脂成形の各加工要素技術コース毎に、基礎技術、応用技術、機械加工、溶接技術、3D-CAD製品設計技術、3D-CAD金型設計技術、3D-CAE成形シミュレーション技術、3D-CAT計測技術の養成
(4) 各加工要素デジタル技術化コースのすべてにおいて、ものづくりMOTコースをも学習し、技術経営的視点とその能力を養成
毎年、4月から12月までの約9ヶ月間、各加工要素デジタル技術コース+MOTコースを学ぶことにより、一通りの3Dデジタル技術を習得できる。各コースの詳細なカリキュラム等については、ホームページhttp://www.eng.shizuoka.ac.jp/digital_meister/index.html
をご参照頂きたい。各コース終了時には、修了認定課題として、受講生の企業において、開発中あるいは今後開発を考える板材成形や鍛造部品を対象として、その量産までに解決すべき問題点を一つ以上挙げ、デジタルプロセス技術、すなわち3D-CAD(部品や金型のモデリング)、CAE(成形シミュレーション)およびCAT(CADによる設計と実成形品やシミュレーション結果との比較)を駆使しその解決を図り、その効果を明らかにするという課題を課している。受講者は、本プログラムの企画・評価委員や講師、受講企業の上司の出席の下で、修了認定課題の発表を行い、認定評価を受ける。この認定課題をクリアーできた受講生には、はままつデジタル・マイスター(HDM)養成プログラムの修了生と認定し、銅メダルを授与している。
平成19年度には、板材成形コース+MOTコースの修了生7名、鍛造コース+MOTコースの修了生4名を認定した。さらに、平成20年度は、板材成形コース+MOTコースの修了生7名、鍛造コース+MOTコースの修了生5名の受講生が、認定課題に取り組みつつ、MOTコースを学んでいる。本養成プログラムの受講者は、すでに各企業において、設計や生産技術の経験を有する技術者で、修了者は、自社において、本養成プログラムで身につけた3次元デジタル技術(3D-CAD/CAM/CAE/CAT)を駆使して、実際の生産前の設計開発段階で、製品形状の確認、製造工程の決定、加工条件の確立を図ることができるように、さらにレベルアップを図っている。
これまでの修了者について、上司から、修了後の待遇、処遇および「はままつデジタル・マイスター」にふさわしい人材に養成するために希望することについて、ヒアリング調査を行った。修了者の全員が、企業において獲得した技術を活かす職務を担当し、活躍の場を与えられたり、能力を発揮する立場と役割を配慮されたりしている。修了後も、大学の3D-CAD/CAE/CATを積極的に活用することを薦めていることから、それぞれの新規製品の設計・生産技術の開発を実施している修了生が数人現れている。しかし、現状の「はままつデジタル・マイスター(HDM)養成プログラム」の内容は、基礎編・入門的レベルであると判断しており、待遇・処遇については、知識を得たとしても「企業内での実績で評価する。」としている企業が大多数であった。
そこで、修了生が、各職場において経験と修練を積むことにより、さらにレベルアップを図り、HDM(銀メダル)、あるいはHDM(金メダル)の取得をできるように検討を進めている。すでに、企業内における新人等への指導を通して、銀メダル、金メダル相当の人材になるように知識の横展開を図ることを進めている企業も現れている。
2009年度には、表1に示すとおり、いよいよ鋳造コースを開設する。HDM養成の必要性や輸送用機器製造業の現状と将来、および製品開発の考え方等の動機付け講義に始まり、3D-CAD/CAM木型製作法やRP砂型造形による超短納期・精密化の講義を受講したのち、考え方だけでなく、3D-CADに習熟するための時間を十分にとっている。その後、3D-CADの理論的考え方の講義を受ける。鋳造の基礎と応用、新鋳造技術の展望を受講したのに、鋳造金型の設計・製作演習、鋳造金型の設計CAD演習、3D-CAD/CAM演習、3D-RP造型加工演習、鋳造CAEシミュレーション演習、部品強度解析シミュレーション、3D-CAT演習、機械加工の基礎と応用を学ぶ。
本プログラムには、3Dデジタル技術だけでなく、ものづくりMOTコースが付いており、MOTの動機付けから、製品開発の考え方、プロジェクトマネジメント、ものづくり戦略、技術経営戦略、知財戦略、生産システム管理について学ぶ。
このプログラムを通して、はままつデジタルマイスターが多数育つことにより、ものづくりの高度化テーマの創出と、それを通じた完成品産業(川下)の高度化実現、21世紀型のものづくり力の実現による地域の更なる発展を図るとともに、高度化テーマの実現を通じた新産業の創出により、産業構造の転換と発展(ロボット、航空・宇宙産業、光産業等)を図ることが可能になると確信している。

 

 

http://www.eng.shuzioka.ac.jp/digital_meister/index.hml


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はままつデジタル・マイスター(HDM)養成プログラム「鋳造コース」2009(静岡大学)
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