INFORMETION 宮本の開発 鋳造技術の展望

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鋳造技術の展望

ダイカスト金型の損傷とその対策

静岡大学工学部教授
中村 保教授
   

 


 
  ヒートチェックの発生に及ぼす影響因子とその抑制対策を表2に示す1)。金型要因として、
金型材質、製品設計と金型設計、金型熱処理と表面処理、金型加工に起因するヒートチェ
ックの発生要因とその対策は、表に示されるとおりである。一方、操業要因としては、
鋳造条件と、離型剤の種類・量・塗布方法などがある。
現在、ダイカスト用の離型剤として、一般に水溶性離型剤が多く用いられているが、金型
に大量に塗布するため、金型の急冷温度幅が極めて大きくなり、ヒートチェックが発生し
やすくなり、金型寿命が短くなる。そこで、少量塗布のWater Free(WF)油性離型剤2)を開発
して、金型の急冷温度を少なくして、ヒートチェックの発生を遅らせて、金型の長寿命化を
達成している実例を紹介する3)。
 
  表2 ヒートチェックの発生に影響を及ぼす因子とその抑制対策 1)
 
 
 
 
 
 
   表3に示すように、過去の油性離型剤や水溶性離型剤の欠点を克服して、WF油性離型剤を開発した狙いは、
金型表面の冷却温度幅を削減して、ヒートチェックの発生を遅らせること、油性離型剤の微量塗布により、水溶性
離型剤と同等の製品内部ガス量に抑制すること、および工場環境の改善と排水処理量の削減である。この開発の
狙いに適合したWF油性離型剤の成分と物性値を、表3に示す。また、図3にWF油性離型剤塗布装置の概要を示す。
極少量のWF油性離型剤を圧送するため、ポンプで原液を汲上げ、スプレーユニットまで低圧にて送り込む。
スプレーユニットから吹付けノズルまでは、工場エアー圧を利用して極少量塗布する。
  表3 過去の油性離型剤と水溶性離型剤の特徴と欠点及びWF油性離型剤
 
 
 
  図3 WF油性離型剤塗布装置の概要    
     
     
 

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